ビビすまスタッフコラム社長希望はまだ、この国にある。

スタッフコラム

2025.05.19 NEW
  • [社長]

希望はまだ、この国にある。

希望はまだ、この国にある。

こんにちは。ViVi不動産の矢郷です。



本日は少し趣向を変えて、最近心を動かされた一本の日本ドラマについて綴ってみたいと思います。

ドラマの題名は「エルピス -希望、あるいは災い-」。

主演は長澤まさみさんと眞栄田郷敦さん。  

日々、数字と現場に追われる不動産業界に身を置く私ですが、久しぶりに“この作品にはちゃんと向き合いたい”と思えるドラマに出会いました。

(ちょっとばかり前のドラマです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

■「ドラマ離れ」の時代に光る作品

正直に言うと、近年の日本のテレビドラマにはあまり期待していませんでした。

視聴率やSNS映えを優先するあまり、どこか深みに欠ける…そんな印象を持っていたのです。

ところが「エルピス」は違いました。

テーマの重さ、脚本の鋭さ、演技の緻密さ。

そして何より、視聴者を「考えさせる」構造に驚かされました。

不動産の世界でも、物件の奥にある「本当の価値」や「背景」を読み解くことが求められます。

このドラマは、まさにそんな“表に見えないもの”をすくい取ろうとする姿勢に満ちていました。

(途中まったりするところはありますが我慢して見進めればどんどん引き込まれます。)

 

■俳優陣の熱演に惹き込まれる

主演の長澤まさみさん。

かつての華やかさを捨て、どこか疲れたニュースキャスターを演じる姿に、私は「本物の女優魂」を見ました。 序盤は吐いてばかりですけど・・・  

彼女のまなざし、立ち居振る舞い、言葉の間の取り方――すべてが計算され尽くしていて、息を呑む瞬間が幾度もありました。

対する眞栄田郷敦さんもまた、非常に良い。

若さゆえの熱量と、何も知らない危うさのバランスが絶妙で、物語の「推進力」として見事に機能していました。  目で演じる眞栄田郷敦さんすごいです!

この二人の化学反応が、単なる「正義vs悪」の構図に収まらない複雑さを生んでいて、見る者を飽きさせません。

■マスコミ報道への違和感と、そこに潜む「希望」

作品を見ながら何度も考えたのが、現在の日本における報道のあり方です。

芸能人の不倫をセンセーショナルに報じ、視聴率や広告収入を稼ぐ。

その一方で、社会的に本当に意味のある「声」や「事件」は埋もれていく。

そんな現実に、私自身も日々のニュースに対して半ば諦めのようなものを抱いていました。

ですが、このドラマを通して思ったのは、「それでも、報道の中には希望があるかもしれない」ということ。

もしも本当に、あの物語のように、使命感や誠実さを忘れずに記者として戦っている人がいるなら。

メディアという組織の中にも、信念を貫く人がいるなら。

日本の報道も、そしてこの国の未来も、まだ捨てたものじゃない。

そう思えたことが、私にとって一番大きな収穫でした。

 

■「真実」を追い続ける姿勢は、不動産業にも通じる

不動産の世界に身を置いて30年以上。

私たちの仕事もまた、「目に見えない真実」と向き合う場面が多々あります。

たとえば、築年数だけで判断できない建物の価値。

数字だけでは見えない街の空気や、住民の声。

登記簿には載らない、ある家の歴史や想い。

そういったものを丁寧に拾い上げ、伝えていくことこそが、プロフェッショナルの使命だと思っています。

「エルピス」の登場人物たちが、決して報われないかもしれない戦いの中で、それでも真実を追い続ける姿は、我々不動産人にも響くものがありました。

 

■最後に:この作品を、ぜひ見てほしい

「エルピス」は、派手な演出があるわけでも、わかりやすい勧善懲悪があるわけでもありません。

けれど、静かに、確かに、心に火を灯してくれるドラマです。

そしてこのドラマを見終わったとき、あなたはきっと――

「この国も、まだ捨てたもんじゃないな」と感じるはずです。

ぜひ、お時間のあるときにご覧になってみてください。

あなたの中の「希望=エルピス」が目を覚ますかもしれません。

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令和7年5月17日

ViVi不動産株式会社 矢郷修治

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